発明主婦 小川信子の発明・アイデア・商品化の講演セミナーまとめ

 

アイデア商品は、先取してもなかなか認知されにくく、また時代遅れではアイデアだけに終わってしまいます。

いろいろと大変なことがありましたが、発明アイデアは、とても楽しく生き甲斐さえ与えてくれます。

○儲け、お金ありきが先になると、伸びる商品につながりません。

便利に使って消費者に歓迎される商品、社会のお役に立てる商品、ささやかな商品でもこの心意気がないと商品に命が吹き込まれません、お金は後からついてきます。

 

○まず、アイデアが浮かんだらメモをとる。

すでに市販されているものはないか?

市場調査を丹念にしてみる。デパート、スーパー、アイデアグッズ、カタログ販売など身の回りを見回してみて新規性があるか、どうか。

○さらに先行技術調査をし、既成の商品に抵触しないか。自分だけのアイデアだと思ってもたくさんの先人が出願していてびっくりすることがあります。それらを見ているとヒントにもなり、参考になります。一つ付加価値をつけて独自のアイデア性を持たせる。

○できる範囲の形で試作をしてみる。(既成の部品を組み合わせてみる。紙、ねんど、布、木を使い縮小して作ってみるのも良い)気を許せる仲間に意見を聞いてみる。実際に使って試してもらう

○無駄な時間とお金はかけない、しかし情報は自分の足で十分集め、必要とする開発費は惜しまない。(他者との類似品を買い集め研究し、比較実証して絞り込む)初動の方向付けが商品化への近道と考えます。

○書類を特許庁に提出後、目的に向かって事を運びます。自分で商品化する場合、企業と共同企画するにしても、ネーミング、パッケージ、値段を具体的に算出します。

○いくら良い商品を作っても広く世の中に知られなければ販売につながりません。商品PR

、雑誌などの取材は恰好の宣伝媒体になります。しかし一時マスコミでもてはやされても、商品に力がなければ、ただの話題だけに止まり、右肩上がりの販売、売り上げにつながりません。

○自ら動かなければ夢だけに止まり、絵に描いた餅。人との出会いもありません。

いろいろな場所で発明の話を頼まれることが多く、たくさんの人々との出会いは私にとって大きな財産です。

○楽らく健康BOXは第30回『なるほど展』で厚生大臣奨励賞を受賞し、大きな流通に乗りました。

○『アク取りお玉』の生まれたきっかけとは。

テレビ番組(日本テレビ 伊藤家の食卓)で、アク取りについて放送されているのを興味深く見ておりました。なぜなら、先に私は「アク取り」を自作商品で克服しておりましたので、興味津々でした。すると一枚のアルミ箔をもんでシワシワにし、のばしてアクのでた上にかぶせました。しばらくして両手で持ち上げてみると、それは見事に吸い付き取れました。

すぐさま試してみましたが、直接手を使って取り除くので熱いのと、その後始末に時間がかかりアルミ箔が破けたりして、使い捨てとなり、地球にやさしくない、面倒だ、、が先となり、ならばこの方法を簡単に使用する手はないかと、既成のお玉にアルミ箔を取り付け試してみましたら、使い勝手の良さがわかり、これは良いと、すぐさまアク取りお玉の実現に取り組み、製造メーカーに持ち込むと一つ返事でOKがでて、「契約金+ロイヤリティ契約」が成立、またグッドデザイン賞を受賞でき、製造メーカーへの恩返しにもなりました。

CALENDAR

2025年07月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
2025年08月
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

SHOPPING GUIDE